スーパーライザーとは
スーパーライザーとは、直線偏光近赤外線治療器と言われるもので、生体深達度の高い(身体の奥まで届く)波長帯の近赤外線を高出力で照射することができる光線治療機器です。
鎮痛や消炎効果、星状神経節ブロック等に効果があり、自分で病気を治そうとする能力を引き出す効果があります。
頚への照射
のど仏の両サイドにある2つの交感神経の集合体である星状神経節という体の中で最も大切な神経が集まっている所に近赤外線(暖かい赤い光)をあて、ストレスや疲労等で緊張している神経を正常な状態に戻して血行促進をすることによって多くの症状に効果があります。
適応症としては、頸椎症、五十肩、肩こり、顎関節症、神経痛、更年期障害、筋緊張症頭痛、テニス肘、自律神経失調症、上肢血行障害等です。
スーパーライザーは一般的な赤外線レーザー等では届かない体の深部にまで届き神経の興奮を抑えることができます。
筋肉や関節への照射
筋肉や関節の深部に近赤外線をあてることによって、血行を促進させたり、神経の興奮を抑えることができ、痛みや症状を取り除きます。
適応症としては、関節痛、腱鞘炎、肉離れ、関節捻挫、テニス肘、五十肩等です。
スーパーライザーによる星状神経節ブロック
星状神経節ブロックは、神経ブロック療法の1つでペインクリニック外来にて最も多く用いられている治療法です。
頚部にある交感神経節をスーパーライザーにて照射する事により交感神経をブロックし、頭部、頚部、肩腕等の局所の痛みを改善するだけでなく体全体の自然治癒能力を高め自律神経を整える事が出来ます。
治療法
首や肩、腰など痛みや症状がある箇所の神経に対して5~10分程度近赤外線を照射します。
照射による刺激や痛み、副作用などはありません。
治療の目安としては、1週間に2~3回程度。
星状神経節ブロックの適応症
支配領域 | 帯状疱疹、反射性交感神経萎縮症(カウザルギー、幻肢痛、断端痛) |
頭部疾患 | 末梢顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群、外傷性顔面神経麻痺)、顔面痛(非定型顔面痛、**筋症候群、顎関節症) |
眼疾患 | 網膜血管閉塞症、網膜色素変性症、視神経炎、角膜潰瘍、緑内障、アレルギー性結膜炎、飛蚊症、眼精疲労 |
耳鼻科疾患 | アレルギー性鼻炎、急性・慢性副鼻腔炎、突発性難聴、メニエール病、鼻閉症 |
口腔疾患 | 抜歯後痛、舌痛症、潰瘍性口内炎 |
上肢 | 上肢血行障害(レイノー症、レイノー症候群、急性動脈閉塞症、バージャー症)、 頸肩腕症候群、外傷性頸部症候群、胸郭出口症候群、肩関節周囲炎、術後性浮腫(乳房切断後症候群)、骨折、テニス肘、腱鞘炎、頸椎症、腕神経ニューロパチー、(外傷性、術後)、強皮症、関節炎、多汗症、凍傷、凍瘡、肩こり |
その他 | 痔核、便秘、不眠症、冷え性、自律神経失調症 |